大企業にありがちな問題。委託開発の甘い罠・・・

このところ、「大規模サービスを展開する企業が陥るジレンマ」 や 「本当に技術が必要とされる現場にgeekがいない」 で興味深い話が語られています。賛同する部分も多くあります。

さて、とある企業に勤める僕なのですが、最近手がけている仕事のやり方が非常に気にくわない部分がありまして、グチっぽいかもしれませんが思うところを記事にしてみました。他の企業の方々はどうなのかなぁ〜と思いまして。

それは、外注(開発の請負や業務委託等)って本当に必要なの?ってことです。特に大企業にありがちだと思います。

- スポンサーリンク -

金融系や通信系といった真にミッションクリティカルな基幹系システムにおいては、その業界に特化した基盤やルールってのがあって、その専門的知識を有するソフトウェアベンダーへ開発を業務委託するってのは当然かと考えています。もっともソフトウェア業界で働く知り合いからは悲鳴しか聞こえてきませんが・・・。

僕が問題としたいのは、もっと LightWeight なサービス。つまりは自社でサービス運営していく Web 系サービスの開発とかを外注するってのは如何なものか?と思うわけです。Web 系サービスな他社の状況を見てみると、当然のように自社開発をしているところが多い訳ですが、ウチの会社は時代を逆行していまして、どんどん外注の方向へ進みつつあります。

自分のチームが運営するサービスくらい自分たちで開発しなくて、どうして良いものができようか?

と思うわけですが、上司から求められるスキルは外注によるソフトウェア製造のスキル。言ってみれば、仕様書を書くスキルやベンダー管理のスキルといったものです。geek を育てる環境とは真逆の環境なわけです。

ベンダーを使った開発は過去に何回も経験してきましたが、上手くいった試しがありません。理由は簡単で、

  • Web サービスの開発は他のキッチリしたシステムと違って日々進化もので、仕様に落とし込めない部分が多い。
  • 当たり前だけど、ベンダーは言われたことしかやらない。いや、言われていることすらできない場合も・・・。
  • 正直、アタリの技術者に巡り会えない。アタリの技術者は火の車プロジェクトに引っ張りダコだから。

の3点に尽きると思います。本当に良いサービスを提供したいのであれば、かゆいところまで手が届く開発が可能な体制を整えるべきで、それは、自分たちのやりたいことを自分たちで開発するって事に他ならないと思います。

こんなような事を、いくら言っても管理職の方々には全く響いてくれないようです。

「君らは単金高いんだから・・・。」

いつも出る言葉がコレ。うん。わかってますよ。でも仕様書をかいでベンダーと調整している時間で実装できるんですが・・・。おまけとして成果物のソースを解読してリファクタリングするって作業までくっついてきます。


大企業相手の法人営業部門出身の管理職の方々なので、どうも Web の世界での実態を把握されていないらしい。そんなわけで、ウチの会社においては、geek な技術者は geek として生きていける環境を求めて退職していく今日この頃なのですが、その理由を聞いても理解できない管理職の方々はある意味スゴイと思ったりしています。

以上、私的な愚痴でした。 おしまい。

- スポンサーリンク -