VAIO F シリーズと A シリーズのフォトエディション画質比較

なんだかんだ言って我が家には Adobe RGB カバー率 100% をうたう2つのフォトエディション VAIO F シリーズ VPCF119FJ/BI と VGN-AW71JB が揃いました。僕自身この2台を事前にできることなら比較してみたかったと思っている人の一人なので、このエントリはマニアックな人には役立つと信じて、独断と偏見による液晶画質比較を書いてみることにしました。

当初書いたエントリでは画質に差はほとんど見受けられない。と書いていましたが、所詮30分のレビューではその程度だったと言うことですが、あれは間違いです。ごめんなさい。

結論から書くと A シリーズの方が圧倒的に広色域が広いです。実際スペック上の違いも仕様をよく読むと違いがわかり、F シリーズは AdobeRGB 100% で NTSC 比 100% であるのに対して、A シリーズは AdobeRGB 100% で NTSC 比 137% となっています。
もっとわかりやすく言うと A シリーズは蛍光色まででる液晶で、F シリーズは蛍光色まではでない液晶といった感じです。そのため正直とても同じ Adobe RGB カバー率 100% と思えない差があります。

実際に同じカラーチャートを表示させてみます。色的には広色域じゃない液晶だと、そもそも端の方が見えないような薄い配色になった液晶の実力を評価するためのチャートです。※昔ネットのどこかから拾ってきました。

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左が A シリーズで右が F シリーズです。A シリーズの方が隅々まで目視確認できるのがわかりました。※そもそもこのページを見ている液晶で表示しきれていない場合は区別が付かないかも知れません。ごめんなさい。
そもそも色温度が違くないか?って言われちゃいそうですが、どちらも エプソン AdobeRGB プロファイルを用いています。F シリーズのデフォルトのプロファイルだと、そもそもの色がおかしかったので比較にもなりませんでした。

同じようなカラーチャートのテストをもう一枚。こっちの方がわかりやすいかも知れません。

DSC_0030.jpg

ただ、その広色域の広さがそのまま使いやすいかというと、そうでもありません。
A シリーズにはカラーマネージメントされた環境でないと、いわゆる色ズレが発生します。残念ながら Windows そのものが正確にカラーマネージメントされていないため、普通に見ている色は既にいろズレしています。ぶっちゃけ普通に使うには使いづらいのです。※ WCS の補正方法はこちらのエントリを参照

逆に F シリーズはデフォルトの設定のままでも、普通に違和感のない色で表示されている印象です。そしてカラーマネージメント対応のソフト上では、さらに正確な色が表現される。そんな感じです。
A シリーズのように蛍光色の赤や緑が目に痛いってことはありません。


次に液晶の反射度合いを比較してみました。これは明らかに F シリーズの方が反射が少なくなっています。これも右が F で左が A です。

DSC_0023_.jpg


さらに別のカラーチャートも比較してみました。これは写真を撮ったのはいいものの、見た目と全然違う写真担ってしまっています。下記画像では同じように見えていることかと思いますが、左の A シリーズは、赤、緑が蛍光色で表示されています。それと比較しちゃうと、左の F は赤色部分がオレンジ?って感じる程度の色に見えてしまいます。まぁ写真ではわかりませんけど。

DSC_0032.jpg


最後に、もう一つ意地悪な画像評価のテストです。これは、「255 と 252, 249, 245 のホワイト」、「0 と 5, 10, 20 のブラック」が判別可能かのテストです。A シリーズは実際は全て判別可能でしたが、F シリーズでは 255 と 252 のホワイトが判別できませんでした。

DSC_0031.jpg


というわけで、最後にもう一度結論ですが、スペック上でも A シリーズが F シリーズを上回っていて、実際の目視でも判別可能な差がありました。ただし A シリーズは、その他の一般的な液晶で見ている色から色ズレをおこしているので、そのまま使いやすいというわけではありません。

もっとも既に A シリーズの販売は終了しているので中古で手に入れるしかありません。従って、現時点で新品で手に入る VAIO ノートとしては F シリーズが最も高画質ということになるかと思います。

Sony Style(ソニースタイル)

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