9年ぶりに包丁コスミック團十郎を刃研ぎメンテナンスしてもらった

ちょうど 16 年前は中央区馬喰町に住んでいて自転車で大手町まで通勤してました。その頃、たまたま日本橋付近をうろついてたときに、木屋っていう創業 200 年以上の歴史を持つ刃物屋を見つけました。一人暮らしをして料理をするようになって包丁とかにも興味があり、売られてる数々の高級な包丁とか興味深く見て回った記憶があります。

それから間もなくして木屋で一生使う包丁としてコスミック團十郎の洋包丁とペティナイフのセットを購入しました。記憶によれば 2000 年限定セットを 2 万円ほどで買ったのですが、同じものを今揃えると 5 万円ほどするようです。

9年前に一度メンテナンスに出した後も、木屋で買った砥石で見よう見まねで自分で包丁を研いできましたが、購入当初の驚異的な切れ味は失われ切れ味が悪いと感じることが多かったので、直接日本橋木屋に持ち込んでメンテナンスに出してみました。

二週間後にやっとメンテナンスが完了し、包丁が郵送されてきました!
もう既に体は昔使ってた他の包丁に慣れてしまってますが、團十郎が帰ってくるのが大変待ち遠しかった!ლ(´∀`ლ)

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本職が研いだ包丁は日本刀のようだ

開封して包丁を目にした時、これはまさしく日本刀だっ!と思いました。
僕が一生かけても、とてもこんな仕上がりに包丁を研ぐことはできそうにありません。包丁は何だかひと回り小さくなった感触を受けました。刃先を縦にならしてから横に研磨をしたと思われます。

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木屋の洋包丁の研ぎ方の説明では、洋包丁は諸刃なので表裏均等に研ぐような説明があるのですが、それとは違った仕上がりになってます。
イメージを書くとこんな感じで、表裏ともに 1cm ほどの幅で均一に研がれていますが、表はさらに角度を付けて 1mm 幅程度で鋭利に研がれています。

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この刃先 1mm の研がれ方のクオリティが大変素晴らしく、全体に均一にぴったり 1mm 幅で研がれています。とても真似できません。さすが本職です。

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料理をする方ならお分かりいただけると思うのですが、包丁が切れなくなるとトマトって全然切れなくなるんです。トマトの皮って思ったよりも硬いですし、そのくせ身は柔らかいので、包丁がキレないとグチャグチャってなっちゃうんです。なので切れ味を確かめるにはトマトが一番です。

メンテナンスした包丁をトマトに当てると、刃先がサクッ!っと吸い込まれるように入ってきます。力は全く不要。包丁を滑らすだけでトマトを薄切りにすることができます。
これは凄いっ!!!(●⁰∀⁰●)

ちなみに昔使ってた包丁はここ数ヶ月研いだことがない切れない包丁なのですが、比べると切れ味がよくわかります。
古い包丁は小刻みに前後しないとトマトの皮に包丁が入って行きませんし、包丁を滑らすだけでは切れないし、最期の皮を切るときにも引っかかってしまいます。

僅か 1,000 円少々でこれほどの切れ味に戻ります。刃物専門店での定期的な包丁のメンテナンスは大変お得だと思います。
切れない昔の包丁とペティナイフもメンテナンスに近々出したいと思います。

ちなみに、うちで使ってるコスミック團十郎っていう包丁は、木屋最高峰の粉末合金鋼・コスミックスチールを素材としています。コスミックスチールは高クロームのためステンレス素材並にサビにくく、硬度が驚異的に高く靭性も高い理想の刃物鋼です。ただ一方で硬度が高いということは研ぎづらいことを意味しますので、砥石も専用の砥石を用意したり、研ぐのも実際難しかったりするのが難点です。

実際 15 年使ってきましたが、使い終わった跡に軽く拭く程度ですが一度も錆びたことはありません。
お値段は木屋本店で 34,560 円とかなりのお値段ですが、こうしてメンテナンスを続ければ一生使い続けていける一品だと思います。

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